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この本を読んでいちばん、ショッキングというかガッカリしたことは、これだ。
「マーケティング業界では’80年代の頃から “これからは大衆ではなく分衆の時代だ” と言われ、人々の細分化された嗜好に対応するマーケティングが求められていた」
という記述があったのだ。
えっっ。
私は、【細分化された嗜好を持つ消費者】 って、「最近の消費者」につけられたネーミングだと勝手に信じこんでいた。
そうか、そうだったのか。例えば「最近の若者はけしからん」という言葉が、清少納言(紫式部だっけ)の時代から言われていたように、マーケティングの世界でも、おそらく1980年代なんかよりずっと前から、「最近の消費者は鋭い」だとか「いままでの広告手法が効かない時代だ」なんて言われていたのだ。
私が生まれるずーーっと前から、日本人は1億人くらいいて、ぜんぜん違う趣味趣向を持っていて・・だけど同じようなモノを持っていて、同じような話題で盛り上がって、同じようなコトに幸せを感じて・・・。いまだって、日本中がSMAPの草なぎの話で盛り上がり、婚活の話題に食いつき、「不況だ~」とか言ってる。本当は「けしからん」では無い若者がたくさんいるように、本当は別に「最近の消費者の嗜好は細分化され」て無いのかも。そうなのかも。というか、いつの時代だって「それなりに細分化されている」のだ。
・インターネットが普及した現代、以前のような家族団らんの時間が崩壊して、時間の使い方が多種多様になった。
なーんて言われるけど、インターネットが大して普及してなかった私の小学生時代だって、べつに家族団らんが世の中の一般的な姿かっていうとそうでもなかったし、むしろ「両親共働きで夕飯はひとり」とか「夜は塾だからお弁当」とか「お父さんだけ別のゴハン」とか普通にあったよな。いまも昔も、人間の時間の使い方なんて、多種多様なのだ。
また、
・テレビはもう効かない。これからはインターネットだ。
とか言われるけど、ネットで話題になることなんて、テレビで取り上げられた話題がほとんど。(テレビが効かないんじゃなくて、単に世の中にモノが増えたから1つ1つのモノが売れないだけだよね。広告手法の問題じゃない)。テレビは明らかに人々の話題の中心を担っているし、テレビが話題にしないと日本中には広まらない。ネット界の住民に知れ渡ったところで、それをテレビが「いまネットで話題の~」って拾ってくれないことには意味が無い。
筆者は、【インターネットはあくまでも告知スペースであり、多くの人にとっては単に暇つぶしの、B級ネタがウケる雑談の場。】と位置づけている。
ネットに翻弄され、ネットでの悪口やお祭り騒ぎにビクビクしてる人や企業が(ネットを分かっていないお偉いさんが幅を利かせている大企業に多いと書いてある)、「Web2.0」なんて語るな、ということらしい。ネットでのバカの意見や叩き行為をスルーできる力、もしくは、それを逆手に取って利用できる(=ネットでウケるB級感を理解)してから、Web2.0とやらを語れ、と。
ここからは私の感想。
※分かりにくい書き方をしてしまったけど、上に書いてあることは全部、本の内容を紹介しているもので私のオリジナル意見ではないです。
SFCにいるとネットに対する感覚が麻痺するというか、SFCにいる周りの人たちがこの筆者の言っているようなことを感覚的に理解できていると感じる。だけど、一歩SFCから離れると、まだまだ一般的にはネットへの接し方が全然違うし知っていることの量も違う。学生の私ですら感じているんだから、社会人になった私の友人らはもっと感じているのでは?
まあSFCに限らず、ネットに慣れている人々にとっては、「ネットの意見に翻弄される非ネット住民」を見ると面白くて仕方ないんじゃないかなって思うことがある。芸能人のチョットしたたいしたことない失言とか、2chとかで叩かれまくったりするじゃない。(筆者の言う「バカ」の行為)
そういうのに対して、「この失言が日本中から非難されている!!!」とか勘違いして「謝罪させて自宅謹慎だああ!!」とかアタフタする企業とかを見て、逆に「あいつらネットのこと分かってないだろ、バカだろ!www」ってケラケラ笑っている気がする。
でもその、「ケラケラ笑う側(ネットに手馴れた人々)」ではないごくごく一般的なネットユーザーにとっては、まだまだ、インターネットっていうのは、どこか特別で魅力的で可能性がたくさんあって、まるで、日本中の意見が詰まった箱みたいに、思えるのかも。
「これからはインターネットの時代だ!!!」と豪語する人々や企業に対して私が感じていた理由不明のイライラの、理由がだんだんと分かってきた今日この頃なのです。
そう、 「 温 度 差 」があるのだ。
ネット業界を運営する側、とりあえずネットを利用したい企業側、ネットを毎日チェックする消費者側・・・。
ネットにB級を求める「消費者側」の真実を知らない者たちが、「これからはインターネットの時代だああっ!!」って言ってるから違和感があるのだ。押し付けがましいインターネットの新時代を、語られても、ね。
———テレビをつけて、iPhoneをそばに置いて、本を読みつつ、つけっぱなしにしてあるPCでたまにメールチェックをしつつ、本やテレビに気になる話題があればスグにGoogleで検索する、
なんて生活を(一人暮らし時代はとくに)平気でしている、インターネットLOVE!!の私が、なんで「これからのインターネット時代」とやらに、疑問を持つのか、自分でも全然分からなかったのよね。その答えをさがす日々だったけど、ほんと、だんだん解決に向かってる感がある。時代の流れとともに、その答えも変化していくのだと思うけれど。
ちなみにこの本の著者の中川淳一郎さんは、アメーバニュースの編集責任者だそうです。
「マーケティング業界では’80年代の頃から “これからは大衆ではなく分衆の時代だ” と言われ、人々の細分化された嗜好に対応するマーケティングが求められていた」
という記述があったのだ。
えっっ。
私は、【細分化された嗜好を持つ消費者】 って、「最近の消費者」につけられたネーミングだと勝手に信じこんでいた。
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そうか、そうだったのか。例えば「最近の若者はけしからん」という言葉が、清少納言(紫式部だっけ)の時代から言われていたように、マーケティングの世界でも、おそらく1980年代なんかよりずっと前から、「最近の消費者は鋭い」だとか「いままでの広告手法が効かない時代だ」なんて言われていたのだ。
私が生まれるずーーっと前から、日本人は1億人くらいいて、ぜんぜん違う趣味趣向を持っていて・・だけど同じようなモノを持っていて、同じような話題で盛り上がって、同じようなコトに幸せを感じて・・・。いまだって、日本中がSMAPの草なぎの話で盛り上がり、婚活の話題に食いつき、「不況だ~」とか言ってる。本当は「けしからん」では無い若者がたくさんいるように、本当は別に「最近の消費者の嗜好は細分化され」て無いのかも。そうなのかも。というか、いつの時代だって「それなりに細分化されている」のだ。
・インターネットが普及した現代、以前のような家族団らんの時間が崩壊して、時間の使い方が多種多様になった。
なーんて言われるけど、インターネットが大して普及してなかった私の小学生時代だって、べつに家族団らんが世の中の一般的な姿かっていうとそうでもなかったし、むしろ「両親共働きで夕飯はひとり」とか「夜は塾だからお弁当」とか「お父さんだけ別のゴハン」とか普通にあったよな。いまも昔も、人間の時間の使い方なんて、多種多様なのだ。
また、
・テレビはもう効かない。これからはインターネットだ。
とか言われるけど、ネットで話題になることなんて、テレビで取り上げられた話題がほとんど。(テレビが効かないんじゃなくて、単に世の中にモノが増えたから1つ1つのモノが売れないだけだよね。広告手法の問題じゃない)。テレビは明らかに人々の話題の中心を担っているし、テレビが話題にしないと日本中には広まらない。ネット界の住民に知れ渡ったところで、それをテレビが「いまネットで話題の~」って拾ってくれないことには意味が無い。
筆者は、【インターネットはあくまでも告知スペースであり、多くの人にとっては単に暇つぶしの、B級ネタがウケる雑談の場。】と位置づけている。
ネットに翻弄され、ネットでの悪口やお祭り騒ぎにビクビクしてる人や企業が(ネットを分かっていないお偉いさんが幅を利かせている大企業に多いと書いてある)、「Web2.0」なんて語るな、ということらしい。ネットでのバカの意見や叩き行為をスルーできる力、もしくは、それを逆手に取って利用できる(=ネットでウケるB級感を理解)してから、Web2.0とやらを語れ、と。
ここからは私の感想。
※分かりにくい書き方をしてしまったけど、上に書いてあることは全部、本の内容を紹介しているもので私のオリジナル意見ではないです。
SFCにいるとネットに対する感覚が麻痺するというか、SFCにいる周りの人たちがこの筆者の言っているようなことを感覚的に理解できていると感じる。だけど、一歩SFCから離れると、まだまだ一般的にはネットへの接し方が全然違うし知っていることの量も違う。学生の私ですら感じているんだから、社会人になった私の友人らはもっと感じているのでは?
まあSFCに限らず、ネットに慣れている人々にとっては、「ネットの意見に翻弄される非ネット住民」を見ると面白くて仕方ないんじゃないかなって思うことがある。芸能人のチョットしたたいしたことない失言とか、2chとかで叩かれまくったりするじゃない。(筆者の言う「バカ」の行為)
そういうのに対して、「この失言が日本中から非難されている!!!」とか勘違いして「謝罪させて自宅謹慎だああ!!」とかアタフタする企業とかを見て、逆に「あいつらネットのこと分かってないだろ、バカだろ!www」ってケラケラ笑っている気がする。
でもその、「ケラケラ笑う側(ネットに手馴れた人々)」ではないごくごく一般的なネットユーザーにとっては、まだまだ、インターネットっていうのは、どこか特別で魅力的で可能性がたくさんあって、まるで、日本中の意見が詰まった箱みたいに、思えるのかも。
「これからはインターネットの時代だ!!!」と豪語する人々や企業に対して私が感じていた理由不明のイライラの、理由がだんだんと分かってきた今日この頃なのです。
そう、 「 温 度 差 」があるのだ。
ネット業界を運営する側、とりあえずネットを利用したい企業側、ネットを毎日チェックする消費者側・・・。
ネットにB級を求める「消費者側」の真実を知らない者たちが、「これからはインターネットの時代だああっ!!」って言ってるから違和感があるのだ。押し付けがましいインターネットの新時代を、語られても、ね。
———テレビをつけて、iPhoneをそばに置いて、本を読みつつ、つけっぱなしにしてあるPCでたまにメールチェックをしつつ、本やテレビに気になる話題があればスグにGoogleで検索する、
なんて生活を(一人暮らし時代はとくに)平気でしている、インターネットLOVE!!の私が、なんで「これからのインターネット時代」とやらに、疑問を持つのか、自分でも全然分からなかったのよね。その答えをさがす日々だったけど、ほんと、だんだん解決に向かってる感がある。時代の流れとともに、その答えも変化していくのだと思うけれど。
ちなみにこの本の著者の中川淳一郎さんは、アメーバニュースの編集責任者だそうです。
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● COMMENT ●
無題
すごい面白い!
ゆーみさんて本当に文章がうまいですね。
ネットに対する苛々の正体、私も感じてたんですけど「なるほど~」と思いました。
個人的にはネットっていうのは最大のマーケットだけどクローズドマーケットだと思ってます。
無限の可能性がある事を否定しないけど、レベルの上限下限を本当は誰もわかってないんじゃとも思います。
もっと単純なレベルの話でいうと、
やっぱりICチップの集まりの単なる機械に、人の動きをコントロールされたくないっていう生理的嫌悪(いいすぎw)もちょっとありますww
ネットは人からモノを見る視点を奪うと個人的には思うんで・・・
てかすいません長々w
ゆーみさんて本当に文章がうまいですね。
ネットに対する苛々の正体、私も感じてたんですけど「なるほど~」と思いました。
個人的にはネットっていうのは最大のマーケットだけどクローズドマーケットだと思ってます。
無限の可能性がある事を否定しないけど、レベルの上限下限を本当は誰もわかってないんじゃとも思います。
もっと単純なレベルの話でいうと、
やっぱりICチップの集まりの単なる機械に、人の動きをコントロールされたくないっていう生理的嫌悪(いいすぎw)もちょっとありますww
ネットは人からモノを見る視点を奪うと個人的には思うんで・・・
てかすいません長々w
無題
>misato
ネットは人からモノを見る視点を奪う。なるほど。
確かにネットの情報に翻弄されたり、すぐ調べれば一般的な見解が分かってしまったり、本来だったら自分で考えて意見すべきことがネットで答えが見つかっちゃったり・・なんてことあるもんね。
みさとはネットでのクリエイティブ(webサイトとかの)については興味無いの?
ネットは人からモノを見る視点を奪う。なるほど。
確かにネットの情報に翻弄されたり、すぐ調べれば一般的な見解が分かってしまったり、本来だったら自分で考えて意見すべきことがネットで答えが見つかっちゃったり・・なんてことあるもんね。
みさとはネットでのクリエイティブ(webサイトとかの)については興味無いの?