無意味

自分や他人の行動に定義付けをし、意味付けを行い、結果論を振りかざす。というのは有益なのだろうか。
もしかしたら、それは楽しいことなのか。自分の行動に、何も意味付けがされなかったら虚しいのかもしれない。人の行動に何も意味が浮かばなかったら疑問に思うものなのかもしれない。知らず知らずのうちに、私は自己満足の結果論を人に押し付けたりしていた。「自己満足の結果論を人に押し付ける」ということさえ、自分で勝手に定義付けしたものであり、そう定義づけることにより、私はこういうことをしていたんだと何故か安心してしまう。

果たしてそんなことを考えてなにか始まるのか。
私はこういう生き方をする！と決めたところで、結局は誰かに認めてほしいだけじゃないのか。
自分と違う意見を主張されたときに主張仕返したところで何が始まるのか。何か始まるのか。
自分の思う「当然」が他人にとってどれだけ「当然ではない」ことか。
自分の思う「当然」を他人ににとっても「当然」だと信じて疑わないことがどんなに愚かなことか。
言葉の大切さと威力を痛感しているはずなのに、自分のこととなると駄目だ。
人の親切を大きなお世話と感じることも多くなったのは本当になぜだろう。
好き嫌いが激しくなったのはいつからだろう。
狭い人間にとって、「広い人間」だと主張する人はどんなに無意味に思えるだろう。

自分のことばかりの人間の虚しいことよ。
他人のことばかりの人間の虚しいことよ。